洒洒
しゃしゃ異読 シャシャ
形容詞-たる副詞-と
標準
quick
文例 · 用例
久慈はそのような心の自分の変化を今も感じたが、自分も沖のように六十を過ぎてこんな所へ来れば、洒洒として臆面なくあんなに振舞うようになるかも知れぬと、他人事とは思えず、傍の真紀子の身体の危さを度を増し感じるのだった。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
手前のはほんの下手の横好きで今日も運座、明日も運座、と、所々方々へ臆面もなくしゃしゃり出ますが、どういうものか、句の方はいっこう頭を出してくれません。
— 芥川龍之介 『戯作三昧』 青空文庫
もったいぶってしゃしゃ張りだす例の久慈恵介は、先刻の衝げきがまだ彼の頭から完全に消えず、赤らんだ瞳をきょとんとさせているだけであった。
— 本庄陸男 『白い壁』 青空文庫
……で、しゃしゃり出て貴殿に向かい、刀をまじえたというまででござるよ。
— 国枝史郎 『猫の蚤とり武士』 青空文庫
そうすると席の半ばにいた道庵先生が、しゃしゃり出てこんなことを言いました、「四郎太夫はエライよ。
— 黒業白業の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
まま母が、しゃしゃりでて、いいました。
— ASCHENPUTTEL 『アッシェンプッテル』 青空文庫
なかに一人、ごくものずきなのが、妙なかっこうでお蓮様の前へしゃしゃり出て、「サクアミ様をおたずねなら、お会わせ申すはわけのないこと。
— 日光の巻 『丹下左膳』 青空文庫
汪克児 (しゃしゃり出て)お待ちを。
— ――市川猿之助氏のために―― 『若き日の成吉思汗』 青空文庫
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