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口吟

こうぎん
名詞動詞-サ変
1
標準
humming to oneself
文例 · 用例
町を行くときも、野に行くときも、僕は常に君の詩をふところにし、そして絶えず口吟み朗吟してゐた。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
あと見送った猪口兵衛は何思うたか片膝をポンと打ちながら口吟んだ。
――博多名物非人探偵 狂歌師赤猪口兵衛 青空文庫
独り歩み黙思|口吟し、足にまかせて近郊をめぐる」同二十二日――「夜|更けぬ、戸外は林をわたる風声ものすごし。
国木田独歩 武蔵野 青空文庫
川柳を口吟んで、かむりづけを樂む其の結構な部屋がしらの女房を怪しからぬ。
泉鏡太郎 片しぐれ 青空文庫
川柳を口吟んでかむりづけを樂む、其の結構な部屋がしらの女房を、ものして、居るから怪しからぬ。
泉鏡太郎 二た面 青空文庫
その時、花屋の奥で、凜として澄んで、うら悲しく、雲横秦嶺家何在雪擁藍関馬不前 と、韓湘が道術をもって牡丹花の中に金字で顕したという、一|聯の句を口吟む若山の声が聞えて止んだ。
泉鏡花 黒百合 青空文庫
労働に疲れ種々の患難に包まれて意気銷沈した時には或は小さな歌謡を口吟む、談笑する音楽を聴く観劇や小遠足にも出ることが大へん効果あるように食事も又一の心身回復剤である。
宮沢賢治 ビジテリアン大祭 青空文庫
) と童謡を口吟んで通ったと云うだけで、早やその声が聞こえるようで、」 僧は魅入られたごとくに見えたが、溜息を吻と吐き、「まずおめでたい、ではその唄が知れましたか。
泉鏡花 草迷宮 青空文庫
作例 · 標準
散歩の途中で、お気に入りのメロディを思わず口吟んでしまった。
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「ふふん、いい天気だ」と彼は上機嫌に鼻歌を口吟みながら料理を始めた。
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歌詞を忘れてしまったが、サビの部分だけは何度も口吟んでしまう。
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