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寺塔

じとう
名詞
1
標準
文例 · 用例
廿五日、壬子、陸奥国平泉保の伽藍等興隆の事、故右幕下の御時、本願基衡等の例に任せて、沙汰致す可きの旨、御置文を残さるるの処、寺塔年を追ひて破壊し、供物燈明以下の事、已に断絶するの由、寺僧各愁へ申す、仍つて広元奉行として、故の如く懈緩の儀有る可からざるの趣、今日寺領の地頭の中に仰せらると云々。
太宰治 右大臣実朝 青空文庫
今のドイツで一番高いゴチックの寺塔のあるという外には格別世界に誇るべき何物をも有たないらしいこの市名は偶然にこの科学者の出現と結び付けられる事になった。
寺田寅彦 アインシュタイン 青空文庫
寺塔を指してその高さ、その影の長さ、太陽の高度に注意を促す。
寺田寅彦 アインシュタインの教育観 青空文庫
日が暮れかかって、平野の果てに入りかかった夕陽は遠い村の寺塔を空に浮き出させた。
寺田寅彦 旅日記から(明治四十二年) 青空文庫
半ば埋れたる寺塔は寂しげに道の側に立てり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
サン、ピエトロの寺塔は丘陵のあなたに隱れぬ。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
水の都 曉に起きて望めば、前面早く家々の壁と寺塔とを辨ずることを得たり。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
羅馬なる聖彼得寺塔を觀てミケランジエロが作りし雛形の美に驚くは、建築を視る眼あるものゝ皆能くするところなるべし。
森鴎外 柵草紙の山房論文 青空文庫