金勘定
かねかんじょう
名詞
標準
counting money
文例 · 用例
チトお話が荒う御座いますが、何にせい博多中の恵比寿講の帳面を預っておりますので、帳面合わせとか、金勘定とか申しまして、時々奥庭の別|土蔵の二階でチャランチャラン遣っているのが、真夜中になると微かに聞こえます。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
相わかった、相わかった……しかし話はモトへ戻るが、その蔵元屋の別土蔵の二階の金勘定が真実の金勘定でない、賭博に相違ないという事は何処で見分けたか」「やっぱり塵箱が物を申しますので……」「ふうむ。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
思想闘争の論点がないのだから、戦術は純粋に金勘定によって支配される。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
だが一私企業の占有技術を標準と見なそうとすれば、企業の存在理由が現世的な金勘定の追及にあるこの世では、いずれは後を追われる側、真似られる側からの強烈な反撃が待っている。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
「えい、一両で二十八文のおかえしイ」「さらしの上物一反――」「こちらは黄八丈のどてら地イ――」 しかし、そのとき、ふと右門の目をひいたものは、そこの帳場ごうしの向こうにそろばんをぱちぱちとはじきながら、手が八本あっても忙しくてたまらないといいたげに、しきりに金勘定をやっている若者でありました。
— 身代わり花嫁 『右門捕物帖』 青空文庫
私は、それ故如何にも紳士的な旅を続けてゐる風を装ひながら、或る時は馬小屋のやうな庭に寝たりして、金勘定をする眼付はまことに歴起たるゼ・シムプルであつたが、稍ともするとそんな不甲斐ない己れに業を煮して、折角の計画を覆しがちであつた。
— 牧野信一 『風流旅行』 青空文庫
他がそれを真実に受けると、直入はいゝ気になつて盆節季や、祇園祭といつたやうに、世間が酒や金勘定に夢中になつて、画家の事なぞ、すつかり忘れてゐる頃に、また一つ宛年齢を殖やしておく。
— 大正五(一九一六)年 『茶話』 青空文庫
あの当時の日払租税のために、一生金勘定をし続けたと云うザエクス爺と同様、あの四人の方々も、この構内から一歩の外出すら許されていなかったのです。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
作例 · 標準
夕食後、妻と今日の売上の金勘定をするのが日課だ。
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飲み会の幹事は、最後にきっちり金勘定をしなければならないよ。
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彼は細かい金勘定が得意で、家計は全て任せているんだ。
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