幻辞.com

小紐

こひも
名詞
1
標準
small strap tied at the waist of a hanpi
文例 · 用例
それは黒い襷のように輪にした小紐であった。
田中貢太郎 黄燈 青空文庫
「これを殿様の頸に捲いて来い、ただ捲いて来さえすれば好い、お前がどんな音をさしたって、起きる者は無いから、大丈夫だ、捲いて来い」「は、はい」「早く、云うとおり捲いて来い、云うことを聞かないのか、早く捲いて来い、ただ捲いて来さえすれば好い、べつに何もしなくても好い」 小紐は主翁の手に懸った。
田中貢太郎 黄燈 青空文庫
主翁は小紐を出して、そっと伯爵の頸に捲こうとした。
田中貢太郎 黄燈 青空文庫
と、小紐は風に吹き寄せられるように手許に寄って来た。
田中貢太郎 黄燈 青空文庫
「これを殿様の枕頭へ置いて来い、どこへ置いても好い、この石なら大丈夫だ、置いて来い」 主翁は小紐を持ったなりにその小石を受とって、また伯爵の方へ往って、枕頭へそっと置いて逃げるように帰って来た。
田中貢太郎 黄燈 青空文庫
主翁は握りしめていた小紐の輪を両手に拡げて、背の高い伯爵の後から投げかけた。
田中貢太郎 黄燈 青空文庫
涙を惜め、涙を惜め、高品なわかい心のそこひもわかぬ胸の秘奥に啜り泣けよ。
北原白秋 桐の花 青空文庫
秋待顏の萩の上葉にいこひもやらず、けさのあはれのあさがほにふたゝび三たび羽をうちて再た飛び去りて宇宙に舞ふ。
北村透谷 北村透谷詩集 青空文庫
作例 · 標準
祭りの装束である半被を羽織り、胸元の小紐をキリリと結んで気合を入れた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
激しい踊りの最中に半被がはだけないよう、予備の小紐でしっかりと固定する。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
祖母が丁寧に縫ってくれた新しい半被の小紐は、鮮やかな朱色をしていた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview