崗子
崗子
名詞
標準
文例 · 用例
湯崗子は温泉場だと橋本のプログラムの中にちゃんと出ているのだから、温泉がこの茫々たる原の底から湧いて出るのだろうとは、始めから想像する事ができたが、これほど淋しい野の面に、ただ一軒の宿屋がひっそり立っていようとは思いがけなかった。
— 夏目漱石 『満韓ところどころ』 青空文庫
狭い小崗子の通りの方へと私達は向つて行つた。
— 田山録弥 『一室』 青空文庫
大連を立つて来る時には温泉行きの二人連が幾組かゐたが、皆な湯崗子行きだと見えて、そこで下りたのは私達とその二人と他に二三人の旅客があるだけであつた。
— 田山録弥 『アカシヤの花』 青空文庫
浅緑梨の若葉のそよぐ頃轎して入りぬ千山の渓 湯崗子温泉から東方五里の処に千山がある。
— 平野萬里 『晶子鑑賞』 青空文庫
大連で(四) 阿片窟を退散した僕達は小崗子へ行き、夜の露天市場(泥棒市場と云った方が通りがよいそうだ)を見た。
— 国枝史郎 『赤げっと 支那あちこち』 青空文庫
湯崗子温泉で一泊もした。
— 国枝史郎 『赤げっと 支那あちこち』 青空文庫
市の西の小崗子と云ふ丘陵地にある支那街の一部に、白く立つ砂ぼこりと悪臭とを我慢しながら、自動車を表通に待たせて置いて、縦横に通じた小盗児市場の小路を歩き廻つた。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
湯崗子と千山 満鉄本線の湯崗子駅で下車し、駅前五町の湯崗子温泉のホテルに投宿した。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫