木筒
きづつ
名詞
標準
文例 · 用例
昔は花火の筒と云えば、木筒に竹のたがを幾重となく鉢巻きしたのを使ったものだが、さすがに今ではもうそんなものは使わないと見える。
— 寺田寅彦 『雑記(2)』 青空文庫
大筒は人から買ひ取つた百目筒が一|挺、人から借り入れて返さずにある百目筒が二挺、門人|守口村の百姓兼質商|白井孝右衛門が土蔵の側の松の木を伐つて作つた木筒が二挺ある。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
次に木筒が二|挺行く。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
二町足らず隔たつた纏を目当に、格之助は木筒を打たせた。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
坂本は敵が見えぬので、「待て/\」と制しながら、神明の社の角に立つて見てゐると、やう/\烟の中に木筒の口が現れた。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫
四辻の辺に敵の遺棄した品々を拾ひ集めたのが、百目筒三挺車台付、木筒二挺内一挺車台付、小筒三挺、其外|鑓、旗、太鼓、火薬|葛籠、具足櫃、長持等であつた。
— 森鴎外 『大塩平八郎』 青空文庫