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名調子

めいちょうし
名詞
1
標準
flowing style (e.g. of narrating a story)
文例 · 用例
ホレーショーが、ウイッタンバーグ仕込みの名調子を聞かせてくれるというので、皆を連れて拝聴にまいりました。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
ホレーショー、ウイッタンバーグ仕込みの名調子は、どもりどもり言うところに特色があるようですね。
太宰治 新ハムレット 青空文庫
」と名調子でもって一気にまくし立てると、百右衛門、蒼い顔をさらに蒼くして、にやりと笑い、「それこそ生半可の物識り。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
他の重役たちも、或いは百右衛門の意地悪を憎み、或いは武蔵の名調子を気障なりとしてどっちもどっちだと思い、或いは居眠りをして何の議論やらわけがわからず呆然として立ち上って、一人去り二人去り、あとには武蔵と金内だけが残されて、武蔵くやしく歯がみをして、「おのれ、よくも、ほざいた。
太宰治 新釈諸国噺 青空文庫
貴方様の小唄いうたら祇園、島原でも評判の名調子
夢野久作 名娼満月 青空文庫
闇の中で警戒してゐた若い巡査は、歌の中から、『我等』と『彼等』とを拾ひ、『悲し』といふ歌の言葉を『監視』と解釈し、三つ結びつけて名調子に『彼等は我等の行動を常に監視し』と即興的に纒めあげたものにちがひなかつた。
小説 小熊秀雄全集−15− 青空文庫
そのあいだで団十郎が例の名調子で朗々と勧進帳をよみ上げる声がきこえる。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
銅像や写真でおなじみの、素襖をきて大太刀をはいた姿――あれに魂がはいって揚幕から花道にゆるぎ出た時、さらに花道の七三に坐って、例の“東夷西戎南蛮北狄”の長台詞を朗々たる名調子で淀みなくつらねた時、わたしは満場の観客と共に、ただ酔ったような心持になっていた、と言うに過ぎない。
岡本綺堂 明治劇談 ランプの下にて 青空文庫
作例 · 標準
落語家の名調子に、会場全体が酔いしれていた。
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彼女の朗読は、その名調子で聴衆を魅了した。
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昔話の語り部が持つ名調子は、子供たちの心を掴んだ。
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