追い掛ける
おいかける
動詞
標準
文例 · 用例
誰やらあとから追い掛ける。
— オシップ・ディモフ Ossip Dymoff 『襟』 青空文庫
小三郎は跡から続いて追い掛ける。
— 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 『粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)』 青空文庫
小「卑怯だ返せ」音「逃げるとて逃がそうか」 と跡から追い掛ける。
— 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分) 『粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)』 青空文庫
そのあとから『爆撃機』が追い掛ける。
— 乱視の奈翁 ――アルル牛角力の巻―― 『ノンシャラン道中記』 青空文庫
隼人は陽子を追い掛けるが、ふと筋骨隆々とした全裸の見知らぬ男が隼人の前に立ちふさがる。
— 太田健一 『脳細胞日記』 青空文庫
何でも構わんから追い懸けろと、下駄の歯をそちらに向けたが、徒歩で車のあとを追い懸けるのは余り下品すぎる。
— 夏目漱石 『趣味の遺伝』 青空文庫
こう勢に乗じてぬすっとうを追い懸ける以上は、夫子自身がぬすっとうに成っても追い懸けるつもりと見えて、引き返す気色もなく垣の根元まで進んだ。
— 夏目漱石 『吾輩は猫である』 青空文庫
それからたとえばまた「直八子供旅」では比較的むだな饒舌が少ないようであるが、ひとり旅に出た子供のあとを追い駆ける男が、途中で子供の歩幅とおとなのそれとの比較をして、その目の子勘定の結果から自分の行き過ぎに気がついて引き返すという場面がある。
— 寺田寅彦 『映画雑感(4)』 青空文庫