木目
もくめ
名詞頻度ランク #26141 · 青空 183 例
標準
grain (of wood)
文例 · 用例
例えば縦縞の着物に対して横縞の帯を用いるとか、下駄の木目または塗り方に縦縞が表われているとき緒に横縞を用いるとかいうような場合である。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
それがまた煤やら垢やらで何の木か見別けがつかぬ位、奥の間の最も煙に遠いとこでも、天井板がまるで油炭で塗った様に、板の木目も判らぬほど黒い。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
そして、その仕方もいろいろ聞かされたが、僕が如何にも支那人式だなと一|番感心し、且つ恐るべしと思つたのは、百三十六|個もある麻雀牌の背中の竹の木目をすつかり暗記してしまふといふいんちき師のことだ。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
而も、その暗記の仕方といふのが、先づ日光の中で、次は曇り日、次は夕方、次は電燈、結局最後に蝋燭の光の中でといふ風に明暗の順序を追つて眼を慣らしながら研究暗記し、乏しい明るさの中でもこの木目はこの牌とすぐ分るやうに努力するのだと言ふ。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
言はば勝ちたいといふためのその執拗な努力、勿論外の牌を使ふことにでもなれば何の役に立たう筈もないのに、そんな骨折りをするといふ根氣よさ、陰澁さ、それが外ならぬ麻雀牌のあの木目に對してといふだけに全く驚かずにはゐられない。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
同じ不正を企るのならば、百三十六|個の麻雀牌の背中の竹の木目を暗記するなどは、その努力感だけでも僕には寧ろ氣持がいい。
— 南部修太郎 『麻雀を語る』 青空文庫
中央の木目から渦いて出るのが、池の小波のひたひたと寄する音の中に、隣の納屋の石を切る響に交って、繁った葉と葉が擦合うようで、たとえば時雨の降るようで、又無数の山蟻が谷の中を歩行く跫音のようである。
— 泉鏡花 『三尺角』 青空文庫
ずり落ちた瓦は軒に這い下り、そり返った下見板の木目と木節は鮫膚の皺や吹出物の跡のように、油気の抜けきった白ペンキの安白粉に汚なくまみれている。
— 有島武郎 『星座』 青空文庫
作例 · 標準
家具職人は、テーブルトップのために美しい木目の木を注意深く選びました。
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木目の自然なばらつきは、木製アートの各作品に独自の個性をもたらします。
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研磨と染色により、木材の自然な木目を強調することができます。
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