独造
どくつくり
名詞
標準
文例 · 用例
四家の歌を見るに、実朝と宗武とは気高くして時に独造の処ある相似たり。
— 正岡子規 『墨汁一滴』 青空文庫
但しそは戞々たる独造底の作品を残す所以とは同意義にあらず。
— 芥川龍之介 『小説作法十則』 青空文庫
但しこれ亦独造底の作品を残すことと同意義にあらず。
— 芥川龍之介 『小説作法十則』 青空文庫
いや僕の信ずる所によれば、寧ろ前人を曠うした、戞々たる独造底の完成品である。
— 芥川龍之介 『大久保湖州』 青空文庫
先生が独造の別乾坤、恐らくは是より完からん乎。
— 芥川龍之介 『「鏡花全集」目録開口』 青空文庫
われわれもあの顕著な特色を認めぬわけではないが、あれを以て直に一茶独造の乾坤とする説には賛成出来ない。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
(讀賣新聞)シエクスピイヤを沒理想とする論、若し逍遙子が獨造の見ならば、これを歐文に譯して歐人に見せまほしといふは抱一庵主人なり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫