弗五
弗五
名詞
標準
文例 · 用例
「そんなにどつさり注文してくれるなら、旦那さま、一つ七弗五十仙づつに、しときますべえ。
— 大正十五(一九二六)年 『茶話』 青空文庫
『そんなにどつさり註文してくれるなら、旦那さま、一つ七弗五十仙づつにしときますべえ。
— 薄田泣菫 『価』 青空文庫
「相当以上の資財ある紳士」が、三千弗五千弗と、銘めい上着の下へ縫い込んで、近接諸州は元より、合衆国中から集まって来た。
— 牧逸馬 『斧を持った夫人の像』 青空文庫
然るに乙者が二十五歳に成ると中々前の一弗の儘で無い、一弗五十仙にもなる、三十歳になれば益す良くなつて來て二弗も三弗も取り、四十歳になると益す多くの收入を得ると云ふやうな傾向である。
— 新渡戸稻造 『教育の目的』 青空文庫
然るに乙者が二十五歳になると中々前の一弗のままでない、一弗五十仙にもなる、三十歳になれば益す良くなって来て二弗も三弗も取り、四十歳になると益す多くの収入を得るというような傾向である。
— 新渡戸稲造 『教育の目的』 青空文庫
なおその渡仏の前、ボストンで英吉利の名優ヘンリー・アーヴィングの「マーチャント・オブ・ベニス」が当ったのにかぶせて日本風に改作し「シャイロック」として上演したが、その入場券一|弗が三弗五弗というふうに競上げられたというのは、もの珍らしさが手伝ったとはいえ大成功といわなければならない。
— 長谷川時雨 『マダム貞奴』 青空文庫