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芳醇

ほうじゅん
形容動詞名詞頻度ランク #44504 · 青空 70
1
標準
mellow (flavor or fragrance, esp. alcohol)
文例 · 用例
新鮮な色彩が眼に、芳醇な香が鼻に、ほろ苦い味が舌に孰れも魅力を恣にする。
岡本かの子 異国食餌抄 青空文庫
此処ではまた酒のような芳醇な香が私を襲った。
有島武郎 フランセスの顔 青空文庫
』『ほう、本当かね――』文太郎君は、こすった位では、迚も芳醇の香の抜けない髪の毛を諦らめて櫛で、撫でつけ乍ら目を瞠りました。
渡辺温 四月馬鹿 青空文庫
……ここへ見当を着けたお悦が、まだ驚いた事には、――紅屋で振舞った昨夜の酒を、八郎が地酒だ、と冷評したのを口惜がって、――地酒のしかも「剣」と銘のある芳醇なのを、途中で買って、それを角樽で下げていたのであるから。
泉鏡花 卵塔場の天女 青空文庫
何か芳醇な酒のしみと葉巻煙草とのにおいが、この男固有の膚のにおいででもあるように強く葉子の鼻をかすめた。
有島武郎 或る女 青空文庫
西洋酒の芳醇な甘い酒の香が、まだ酔いからさめきらない事務長の身のまわりを毒々しい靄となって取り巻いていた。
有島武郎 或る女 青空文庫
いつでも葉子の情熱を引っつかんでゆすぶり立てるような倉地特有の膚の香い、芳醇な酒や、煙草からにおい出るようなその香いを葉子は衣類をかき寄せて、それに顔を埋めながら、痲痺して行くような気持ちでかぎにかいだ。
有島武郎 或る女 青空文庫
「妾近いうちにここをやめようと思うの」 芳醇なカクテールにほんのり微酔していた三四郎は、「そりゃ困るね。
平林初之輔 山吹町の殺人 青空文庫
作例 · 標準
ワイングラスを傾けると、熟成された芳醇な香りがふわりと漂ってきた。
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このウイスキーは、長年の樽熟成によって非常に芳醇な味わいに仕上がっている。
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厳選されたコーヒー豆だけが持つ、芳醇なコクと苦味を楽しんでください。
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