初口
しょくち
名詞
標準
beginning
文例 · 用例
現に、口腔の中に残っている果肉の噛滓からも、多量の物が発見されているし、何より不思議な事には、それが、最初口に入れた一房にあったのだ。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
すると最初口笛が聞こえ、次に鼬が現われた。
— 国枝史郎 『大捕物仙人壺』 青空文庫
中にも、当時の勢力ある批評家ジェッフルワは、最初口を極めて、若く美しい彼女の才能を賞揚してゐたが、どうした機会か、急に酷い批評を浴せかけるやうになつた。
— 岸田國士 『女優と劇作家』 青空文庫
』と最初口をきいた娘が尋ねました。
— A WONDER BOOK FOR BOYS AND GIRLS 『ワンダ・ブック――少年・少女のために――』 青空文庫
私達が最初口を利き合ってから丁度九ヶ月目、私ははっきりと覚えている、大正十四年の六月二十五日であった。
— 江戸川乱歩 『孤島の鬼』 青空文庫
探し物が同じだと気付いて話しかけたが、最初口をきかなかったものの、読書の隙をついて『サンタナ島を見つけたか』と聞いたら、急に興奮しよった。
— The Island of Shadows 『幽霊島』 青空文庫
当初口が堅く、用件は何もおっしゃいませんでした。
— The Man Called Gilray 『ギルレイ』 青空文庫