我が物
わがもの
表現名詞
標準
one's own property
文例 · 用例
私は西鶴の全著作の中から、私の気にいりの小品を二十篇ほど選んで、それにまつわる私の空想を自由に書き綴り、「新釈諸国噺」という題で一本にまとめて上梓しようと計画しているのだが、まず手はじめに、武家義理物語の中の「我が物ゆゑに裸川」の題材を拝借して、私の小説を書き綴ってみたい。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
(武家義理物語、巻一の一、我が物ゆゑに裸川) 義理 義理のために死を致す事、これ弓馬の家のならい、むかし摂州伊丹に神崎式部という筋目正しき武士がいた。
— 太宰治 『新釈諸国噺』 青空文庫
もう干潮に近い比で、海苔しびを立てた洲が一面にあらわれておりましたが、その日は干潟へおりて、海苔や貝を採る者も一人もないので、白い鴎が我が物顔に遊んでおりました。
— 田中貢太郎 『尼になった老婆』 青空文庫
我が物顔で小道をふんぞり歩き、堂々と呼び鈴を響かせるのであった。
— THE ADVENTURE OF THE DANCING MEN 『踊る人形』 青空文庫
フエデリゴは我が物思はしげなるを見ていふやう。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
その文書の大意は――我はここに年久しく住んでいて、家屋|門戸みな我が物である。
— 宣室志(唐) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
お身たちは誰に許されて我が物顔に振舞うぞ。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
あくまでもこの城を我が物にしようと言うか。
— 岡本綺堂 『小坂部姫』 青空文庫
作例 · 標準
彼は会社の備品を、まるで我が物のように私的に利用している。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
一度手に入れた成功を、そう簡単に我が物として手放すわけにはいかない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
この美しい景色を、しばし我が物として独り占めした。
幻辭AI · gemini-2.5-pro