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不立文字

ふりゅうもんじ異読 ふりつもんじ
表現
1
標準
Buddhist revelation through intuitive discernment
文例 · 用例
是が伊沢氏の不立文字の由つて来る所である。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
「よく、剣禅一致と申すことを聞きまするが、不立文字にて、生死を超越する境地は、剣も、禅も同じと致しまして、昨夜の、馬鹿と申された一喝、その気合の鋭さは、剣客の気合とても遠く及ばぬ気魄が、迸っておりまして、某の腹の中へも、ぐゎーんと響いて、暫く、呆然としておりました。
直木三十五 南国太平記 青空文庫
実際それらの教団の中には理論のための理論をもてあそぶソフィスト的学生もあれば、論争が直ちに闘争となるような暴力団体もあり、禅宗のように不立文字を標榜して教学を撥無するものもあれば、念仏の直入を力調して戒行をかえりみないものもあった。
――予言僧日蓮―― 学生と先哲 青空文庫
不立文字、以心傳心とでもいふところであらう。
石川三四郎 青空文庫
禅宗は不立文字教外別伝を標榜し、坐禅と公案とを特に重んずる。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
今時の師学|倶に生死岸頭に於て遊戯し、荊棘林中に大自在を得る等と、当土なしの虚言を吐て、又傍には不立文字不在言句上、無義無味無文無句、公案は参ずるのみ、義解して講ずべからず、と云ふ。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
また直指人心見性成仏、教外別伝不立文字等の標榜によって禅宗を立てんとするものを排する論議中にも、「近代の庸流、おろかにして古風をしらず、先仏の伝受なきやから、あやまりていはく、仏法のなかに五宗の門風ありといふ。
和辻哲郎 日本精神史研究 青空文庫
けだし、仏教のうちに、禅宗のごとき、不立文字の宗を立つるに至りしゆえんは、畢竟、世の宗教者の感情上より文字を偏信するの弊を救わんとして出でたるものなること疑いなし。
井上円了 迷信と宗教 青空文庫
作例 · 標準
禅の修行は経典よりも直接的な体験を重んじ、不立文字の精神を体現している。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
師の簡素な身振りは、どんな経典よりも多くを物語る、まさに不立文字の好例であった。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
彼は、自己の真の理解は書物からではなく、不立文字、つまり言葉を介さない知恵の伝達によってもたらされると悟った。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
不立文字(ふりゅうもんじ) — 幻辞.com