漁する
ぎょする
動詞-サ変-特殊動詞-他動詞
標準
to take fish, etc.
文例 · 用例
(明治四十年十月二十六日『東京朝日新聞』) 二十六 風向と漁業 英国南西部の海岸で年々にとれる魚の総数を漁夫の数に割り当てて統計してみると、漁夫一人の漁する数が年によって著しくちがう。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
鱸その他の川魚を漁する人の、豊島の渡よりこゝの渡にかけて千住辺りまでの間に小舟を泛めて遊ぶも少からず。
— 幸田露伴 『水の東京』 青空文庫
それは是非共漁の総ての関係からして、左様いうように仕なければ漁場が荒れて仕舞うので、年のいかないものや、働きの弱い年寄などは蹈切って他所へ出ることが出来ないから、自分の方の漁場だけで働いて居るが、腕骨の強い奴は何時でも他所へ出漁する。
— 幸田露伴 『夜の隅田川』 青空文庫
このときを始めとして、余と少女との交わりようやくしげくなりもて行きて、同郷人にさえ知られぬれば、彼らは速了にも、余をもて色を舞姫の群れに漁するものとしたり。
— 森鴎外 『舞姫』 青空文庫
九月一日、館主と共に近き海岸に到りて鰮魚を漁する態を観る。
— 幸田露伴 『突貫紀行』 青空文庫
」 何も知らない池部がそんな話を持ちかけると滝尾は、雪江の眼に映る有様では、益々狼狽して、(あんなことを口実にして蔵の中に出入してゐるものゝ、あんなに人形ばかりに現を抜かしてゐる滝尾に、そんな古典を渉漁する余猶などが有る筈はないのだ。
— 牧野信一 『夜の奇蹟』 青空文庫
通人の話に、道楽の初は唯|色を漁する、膏肓に入ると、段々贅沢になって、唯|色を漁するのでは面白くなくなる、惚れたとか腫れたとか、情合で異性と絡んで、唯の漁色に趣を添えたくなると云う。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
帰つて来るなり大変な仕事をして――あんたが帰ると何時でも大漁するね。
— 加能作次郎 『厄年』 青空文庫
標準
to lust for a woman