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蕪雑

ぶざつ
形容動詞名詞
1
標準
disordered
文例 · 用例
匆卒の間に筆を執ったためにはなはだ不秩序で蕪雑な随感録になってしまったが、トーキーの研究者に多少でも参考になることができたら大幸である。
寺田寅彦 耳と目 青空文庫
更に驚くべきは、彼等が余の名を聞いて、早く既に余を知つて居たことで、余の蕪雑なる文章も、何時しか北海道の思ひもかけぬ地に其読者を得て居たことであつた。
國木田独歩 空知川の岸辺 青空文庫
しかしあまりにも無作法にこの特権を濫用したこの蕪雑なる一編の放言に対しては読者の寛容を祈る次第である。
寺田寅彦 俳諧の本質的概論 青空文庫
引き返してトンネル横町を徘徊してもただ汚らしく和洋蕪雑に混っている擬いものの感じのする街に過ぎなかった。
岡本かの子 食魔 青空文庫
わたしは幇間の方はなるべく蕪雑なお座敷は断って、高級な方ばかり勤め、余力を作って俳道を励んだ。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
あの蕪雑な「雲母集」でつくづく私は懲り果ててゐたのであつた。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
愛の芸術と云ふものは決して愛そのものの概念を蕪雑に演述したものでは無くて、愛そのものを芸術として真に体現したものに外ならぬ。
北原白秋 雀の卵 青空文庫
(六) 詩は古典的でなければならぬとは思はぬけれども、現代の日常語は詩語としては余りに蕪雑である、混乱してゐる、洗練されてゐない。
石川啄木 弓町より 青空文庫
作例 · 標準
彼の書く文章は蕪雑で読みにくいが、どこか人を惹きつける熱意がある。
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部屋の中は本や書類が蕪雑に積み上げられており、足の踏み場もなかった。
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蕪雑な思考を整理するために、一旦すべて紙に書き出してみることにした。
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