様小
さましょう
名詞
標準
文例 · 用例
又貴様小刀を持出して無くしてしまいやがったなどうした何をした。
— 伊藤左千夫 『井戸』 青空文庫
この電流で適当の電波を起せば、この波は空中を伝わって目的地に達し受信器に感じて普通の無線電信と同様小さい針を動かす。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
「此様小さい者を其様に苛めて育てて、若しか俊坊の様な事にでもなったら、如何おしだ?
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
(『武功雑記』に、「此度権現様小笠原与八郎を先手に被せ付けられ候。
— 菊池寛 『姉川合戦』 青空文庫
王様小僧というのは、この乞食が物を貰った時お辞儀をした事がなく、又人に物を呉れと云った事が一度も無いから付けた名前で、慈善小僧というのは、この小僧が貰った物の余りを決して蓄めず他の憐れな者に惜し気もなく呉れて終い、万一他人の危い事や困った事を聞くと生命を構わず助けるから附けた名前です。
— 夢野久作 『白髪小僧』 青空文庫
然らば、その仔細を聞かせよといつたら、老人が話すには、それは太閣様小田原征伐の一年前で、明年ここへ十万の兵が来るから、予め糧米や馬秣を用意する為に小吏では事の運ばぬを恐れてか、本多様は自分でここえ御出になつたのだといふ。
— 勝海舟 『旗本移転後の始末』 青空文庫
木の葉 サラサラ水はチラチラ夏の日にホッカリと浮く小さい御舟御舟に乗ったはどなた様小さい 可愛い 寿江子ちゃま――。
— 宮本百合子 『無題(一)』 青空文庫
今様小型紀国屋文左衛門。
— その八 時計館の秘密 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫