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小母さん

おばさん
名詞頻度ランク #6081 · 青空 0
1
標準
old lady
文例 · 用例
いよいよ出掛けに靴を穿いてゐる時、祖母がやつて来て、「小母さん達は立派な仕度をして来てをるだらうね」といつた言葉を胸にくりかへしながら、彼は田圃路を歩いた。
中原中也 分らないもの 青空文庫
「福岡の小母さんは別嬪だけれど、足の指が、右だか左だか一本ないさうな……」 何時ぞや、父がそんなことを言つてたのをフト思ひ出した。
中原中也 分らないもの 青空文庫
ある日宅の女中が近所の小母さん達二、三人と垣根から隣を透見しながら、何かひそひそ話しては忍び笑いに笑いこけているので、自分も好奇心に駆られてちょっと覗いてみると、隣の裏庭には椅子を持出してそれに楠さんが腰をかけている。
寺田寅彦 重兵衛さんの一家 青空文庫
僕が美味しい美味しいと、そのお魚フライを食べてゐると、やがてツカツカと、白い大きい※ーレをかぶり、青い洋服に薄い焦茶のストッキングをはいた、大きなアメリカの小母さんが這入つて来ました。
中原中也 夜汽車の食堂 青空文庫
僕は怖くなつて、とてもそのアメリカの小母さんの顔が見てはゐられなくなつて、窓の方に眼を向けると、雪の原には月が一面に青々と光つて、なんだか白熊たちは雪達磨をこしらへてゐるのでした。
中原中也 夜汽車の食堂 青空文庫
生島はその四十を過ぎた寡婦である「小母さん」となんの愛情もない身体の関係を続けていた。
梶井基次郎 ある崖上の感情 青空文庫
彼が「小母さん」を呼んで寝床を共にする。
梶井基次郎 ある崖上の感情 青空文庫
しかしその憤懣が「小母さん」のどこへ向けられるべきだろう。
梶井基次郎 ある崖上の感情 青空文庫
作例 · 標準
例句