無慮
むりょ
副詞
標準
approximately
文例 · 用例
これ蓋し深川綾子の建案にて、麹町の姫様檀那となり、あまたの貴婦人これを扶け、大法会を修して縊死の老婆を追善し、併せて鮫ヶ橋の貧民の男女を論ぜず、老少を問わず、天窓数一人に白米一斗、無慮一百石を散ぜんとする未曾有の施行なりき。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
無慮三万の膃肭獣、と聞いた。
— 北原白秋 『フレップ・トリップ』 青空文庫
守護職は所司代、松平越中守と協力して、遂に会津、桑名、一橋、彦根、加賀の兵を始め、町奉行、東西与力、同心を動員して、祇園、木屋町、三條通り、その他要所々々を戒厳して、その人員無慮三千余人と称された。
— 池田屋襲撃 『大衆維新史読本』 青空文庫
「僕は、昨夜例の小説を到々書きあげてしまつた、無慮百七十枚だ。
— 牧野信一 『「悪」の同意語』 青空文庫
それだから表立つて親御へ申込まれる華族、豪商、権門の方を始め、何かに托つけて邸へ出入りする当世風の若紳士、隙があれば喰はふといふ君達狼連まで、有るは/\、自称候補者の面々が無慮一万人ばかりだね。
— 内田魯庵 『犬物語』 青空文庫
第一に目を射たものは、そこの銀燭きらめく大広間の左右に、ずらりと居並んでいる、無慮五十人ほどにも及ぶ花魁群の一隊でした。
— 京人形大尽 『右門捕物帖』 青空文庫
無慮二十通位の手紙がバナナのように机の上に積み重ねられた。
— ――ある女の日記―― 『オパール色の手紙』 青空文庫
何しろ、実力に於て首相格である大熊老人の葬儀のことであるから、上はA総理大臣をはじめとし、閣僚全部を筆頭に、朝野の名士という名士、その数無慮五百名、それに加えて、故人の徳を慕う民衆の参列者が一万人に近いという話であった。
— 海野十三 『仲々死なぬ彼奴』 青空文庫
作例 · 標準
会場には無慮1万人もの観客が押し寄せ、熱気に包まれた。
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その寺院は建立されてから無慮千年もの歴史を持つ。
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彼は無慮数えきれないほどの困難を乗り越えてきた。
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