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溶け込む

とけこむ
動詞-五段-マ行動詞-自動詞頻度ランク #39207 · 青空 168
1
標準
to melt into
文例 · 用例
そうしてとうとう身親しくその地をおとずれる日が来たのであったが、その時からまたさらに二十年を隔てた今の自分には、この油絵のスイスと、現実に体験したスイスとの間の差別の障壁はおおかた取り払われてしまって、かえって二十年前の現実が四十年前の幻像の中に溶け込むようにも思われるのである。
寺田寅彦 青衣童女像 青空文庫
また始めにはカメラが、従って観客が、あたかも鳥にでもなったように高い空からだんだんに裏町の舗道におりて行って歌う人と聞く人の群れの中に溶け込むのであるが、最後の大団円には、そのコースを逆の方向に取って観客はだんだん空中にせり上がって行って、とうとう天上の人か鳥かになってしまう。
寺田寅彦 映画雑感(1) 青空文庫
間もなくガタン、ガタンと退屈気にタンクをあをる音が、のどかな朝の色に溶け込むやうに響いた。
牧野信一 明るく・暗く 青空文庫
きめの細かい肉は歯ざわりがさくさくとして、口の中に溶け込むように軽かった。
薄田泣菫 艸木虫魚 青空文庫
ふとそのとき、彼は梅雨空に溶け込む夜の濃密な街角から、閃めく耳環の色を感じた。
横光利一 上海 青空文庫
真鍮の太い手摺にぴったりよって立ち、私は、ぼんやり空想の世界に溶け込む
――ふるき市街の回想―― 小景 青空文庫
また、遠くの丘も同じようであった――青空に溶け込むかのように、淡く青い形をしていた。
THE DREAM OF A SUMMER DAY 夏の日の夢 青空文庫
多分、今現れている能動主義も、今後起って来る浪曼主義の運動の中へ、一つに溶け込む運命的な剰余を当然持っていると見られるが、その浪曼主義にしてからが、法則主義への適合と、法則への反抗との、二つに分裂している状態であってみれば、いずれも実証主義への介意から出発した挙動と見ても、さし閊えはないであろう。
横光利一 純粋小説論 青空文庫
作例 · 標準
砂糖が温かい紅茶の中に、ゆっくりと溶け込んでいく。
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溶岩が冷えて固まり、周囲の岩石と一体化して溶け込んでいる
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絵の具の青が水に広がり、紙の繊維に深く溶け込んでいった。
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2
標準
to blend into (surroundings)
作例 · 標準
都会の喧騒の中に、自分の存在が自然と溶け込んでいくのを感じた。
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迷彩服を着た兵士たちは、生い茂る草むらの中に完璧に溶け込んでいる
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彼女は控えめな性格で、どんな集まりでも周囲に上手く溶け込むことができる。
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