雑評
ざっぴょう
名詞
標準
文例 · 用例
放言 文壇の雑評家は、よく人を葬るといふことを言ふ。
— 田山録弥 『解脱非解脱』 青空文庫
政治論約十六篇、時事論評約五十四篇、人物論大小合せて六十五篇程、他に婦人論その他の雑評九篇からなっているが、見られる通り人物論が比率にして一等多い。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
婦人論や雑評もまた大体人物論に帰するが、これはうらやましくも最も余裕綽々たるもので、全く面白い。
— 戸坂潤 『読書法』 青空文庫
ついては諸人どもも、それときまったからには、一切、天候の異議|雑評はやめにいたせ。
— 筑紫帖 『私本太平記』 青空文庫
これはいつかは小説にも表現して見なければならないと思ふと、直ぐ又ほんの筆さき專門の作家や世の雜輩連の雜評に對して、今から用意した侮蔑の念が浮んだ――渠等は哲想のテツの字も分らないのだ、まして哲想を自由に具體化した人物の描寫をやと。
— 毒藥を飮む女 『泡鳴五部作』 青空文庫