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濛々

もうもう
形容詞-たる副詞-と
1
標準
dense (e.g. fog, dust, etc.)
文例 · 用例
本街道から製材所の横を切れると、もう既に裾野であるが、富士のそれとは違って、乾き切った砂漠で、セージと通称する白ッ茶けた草や、マンザニタと呼ばれるところの、灌木などが茂って、馬蹄の砂が濛々と舞いあがるのには、馬上|面を伏せて、眼をねぶるばかりであった。
小島烏水 火と氷のシャスタ山 青空文庫
やがて、淫書の扉がひらくと、濛々とした紫煙のなかの客間から、現実の微細な享楽地帯が眼前にパノラマのようにあらわれた。
吉行エイスケ 大阪万華鏡 青空文庫
天地|寥廓、しかも足もとではすさまじい響きをして白煙|濛々と立ちのぼりまっすぐに空を衝き急に折れて高嶽を掠め天の一方に消えてしまう。
国木田独歩 忘れえぬ人々 青空文庫
依然として、濛々とゆれている煙に、小山は、なお、胴ぐるみにむせていた。
黒島傳治 武装せる市街 青空文庫
つゞいて、煙硝くさい、煙のたまが、渦を捲いて濛々と湧き出て来た。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
湿った暗闇の中を、砂煙が濛々と渦巻いているのが感じられる。
黒島傳治 土鼠と落盤 青空文庫
また夕方、溪ぎわへ出ていた人があたりの暗くなったのに驚いてその門へ引返して来ようとするとき、ふと眼の前に――その牢門のなかに――楽しく電燈がともり、濛々と立ち罩めた湯気のなかに、賑やかに男や女の肢体が浮動しているのを見る。
梶井基次郎 温泉 青空文庫
厚く雪を被った百姓家の茅屋根からは蒸気が濛々とあがっていた。
梶井基次郎 雪後 青空文庫
作例 · 標準
深い森の中に濛々と立ち込める霧が、辺りを幻想的な風景に変えていた。
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解体工事の現場から濛々と砂埃が上がり、通行人は皆口元をハンカチで押さえている。
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活火山の噴火口から濛々と煙が噴き出す様子は、自然の力強さを感じさせる。
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2
標準
vague (as in being unable to think clearly)
作例 · 標準
徹夜明けの脳内は濛々としており、簡単な計算さえおぼつかない。
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睡眠不足のせいで意識が濛々として、会議の内容が全く頭に入ってこなかった。
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二日酔いで頭が濛々とする中、彼は重い足取りで仕事に向かった。
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