竹笠
たけがさ
名詞
標準
bamboo hat
文例 · 用例
亭の前の崖下は生洲になっていて、竹笠を冠った邦人の客が五六人釣をしている。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
みな僕の船の行くところです」 彼は一本の椰子の樹の梢を見上げて、その雫の落ちない根元の砂上に竹笠を裏返しに置き、更にハンケチをその上に敷き、「まあ、この上に腰を降ろして頂きましょうか」 そして彼は巻莨を取り出して、徐ろに喫っていたが、やがて、私から少し離れて腰をおろして口を切りだした。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
帝の諱は允絶えて又|如何ともする能わず、仲の兄|馳還ってに至り、光固汝頴の諸州に托鉢修行し、三歳の間は草鞋竹笠、憂き雲水の身を過したまえりという。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
長なす黒髪、片手に竹笠、半ば面を蔽いたる、美しく気高き貴女、天守夫人、富姫。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
――夫人 時々、ふいと気まかせに、野分のような出歩行きを、……ハタと竹笠を落す。
— 泉鏡花 『天守物語』 青空文庫
高田はピストルを手に持ちて扉をあけると、第一幕の旅の男、小さい革の箱をかかえ、片手に竹笠を持ちて入り来る。
— 岡本綺堂 『青蛙神』 青空文庫
蓑笠を著た巨人――すさのをの命・隼人(竹笠を作る公役を持つ)・斎明紀の鬼――の姿である。
— 唱導的方面を中心として 『国文学の発生(第四稿)』 青空文庫
そこで米友は、件の風呂敷包を首根っ子に結いつけ、竹笠をかぶって、跛足の足を引き、例の杖槍をついて、道庵の屋敷を立ち出でました。
— 無明の巻 『大菩薩峠』 青空文庫
作例 · 標準
遍路の旅に出る彼は、日光を遮るために真っ新な竹笠を深く被った。
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雨の中、竹笠を被った農夫たちが田植えの作業を黙々と進めている。
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お土産物屋で見かけた小さな竹笠を、インテリアとして部屋に飾ることにした。
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