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濡れそぼつ

ぬれそぼつ
Godan verb with 'tsu' ending
1
標準
to be dripping wet
文例 · 用例
薄暗い庭の片隅に、紫陽花が花も葉もぐしよ濡れに濡れそぼつて立つてゐるのが見えます。
薄田泣菫 雨の日に香を燻く 青空文庫
風吹けばそよぎ、雨ふればそれなり濡れそぼたれた女主人公の姿が、今は、眼の隅で周囲を細大洩らさず見とおしながら、そのようにそよぎ、濡れそぼつことからさえ依估地に身をひく一人の老人に代ったとすれば、それはどういう現代の心理の徴候と見るべきだろう。
宮本百合子 作品の主人公と心理の翳 青空文庫
そして深い雨霧が街路灯に薄黄色い円を描く夜明けの街や、野菜や真桑瓜売りの荷車が雑沓する市場や、静かに濡れそぼつ大同江の船着場などをとぼとぼ徨い歩いた。
金史良 土城廊 青空文庫
――二人とも今まで仕事をしてゐたと見えて、汚れて、濡れそぼつた姿。
三好十郎 地熱 青空文庫
ぬれそぼつた上屋が黒ぐろ不気味に立ち並んでゐる岸壁の石だたみを、父は出迎への役人たちに傘をさしかけられなどしながら、手荷物を両手に、何やら高声で談笑しながら、元気な大股で歩いて行つた。
神西清 少年 青空文庫
けれどもたちまち全身がビッショリぬれそぼつ、寒さは刻々に倍加する……そんな事をしていれば、つまりは凍死だ。
中村清太郎 ある偃松の独白 青空文庫
作例 · 標準
土砂降りの雨の中、彼は傘もささずに濡れそぼっていた。
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波をかぶった漁師たちは、全身濡れそぼったままでも漁を続けた。
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練習後のサッカー選手たちは、汗で濡れそぼったユニフォームを脱いだ。
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濡れそぼつ(ぬれそぼつ) — 幻辞.com