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名詞
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標準
文例 · 用例
これを「潜る」という語を想して「くぐ」と読んでおりますが、これは「くく」で濁らないのです。
橋本進吉 古代国語の音韻に就いて 青空文庫
『浮世風呂』に「細くて、お綺麗で、意気で」という形容詞の一がある。
九鬼周造 「いき」の構造 青空文庫
夢の起源は、彼等の學者が思惟するよりは、もつとミステリアスな詩人の表象と關してゐる。
萩原朔太郎 青空文庫
多分私は、その頃愛読した森鴎外氏の『青年』や、夏目漱石氏の学生小説などから一高の学生たちを想し、それが初夏の青葉の中で、上野の森などを散歩してゐる、彼等の夏帽子を表象させ、想心理に結合した為であらう。
萩原朔太郎 夏帽子 青空文庫
とにかく私は、あの海老茶色のリボンを考へ、その書生帽子を思ふだけでも、ふしぎになつかしい独逸の戯曲、アルト・ハイデルベルヒを想して、夏の青葉にそよいでくる海の郷愁を感じたりした。
萩原朔太郎 夏帽子 青空文庫
私は人の居ないところで、どこか内証に帽子を被り、鴎外博士の『青年』やハイデルベルヒを想しつつ、自分がその主人公である如く、空想裡の悦楽に耽りたいと考へた。
萩原朔太郎 夏帽子 青空文庫
その深遠な理由は、思想が人間性の苦悩の底へ、無限に深くもぐりこんで抜けないほどに根を持つて居るのと、多岐多様の複雑した命題が、至るところで相互に矛盾し、争闘し、容易に統一への理解を把握することができないこと等に関して居る。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫
の初で始まる「寂寥」の如き詩は、その情感の深く悲痛なることに於て、他に全く類を見ないニイチェ独特の名篇である。
萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 青空文庫