二六時中
にろくじちゅう
副詞名詞
標準
night and day
文例 · 用例
馬琴は二六時中、操觚に没頭するか読書に耽るかして殆んど机に向かったぎりで家人と世間咄一つせず、叱言をいう時のほかは余り口を利かなかったらしい。
— 内田魯庵 『八犬伝談余』 青空文庫
するとその頃父のミルトン・ソムマースは、老齢のためか、又は寂しさのためか、にわかに健康が衰え出して来て、遂には二六時中床の上に横わらねばならぬくらいになった。
— 小酒井不木 『誤った鑑定』 青空文庫
しかし二六時中そんな顔ばかりをして暮せるものではない。
— 伊丹万作 『顔の美について』 青空文庫
」そして、このような現実の差別は、既に述べられているように、社会情勢・階級間の力の関係等によって二六時中動き分化しつつあるものなのである。
— 宮本百合子 『今日の文学の展望』 青空文庫
背中から左の横腹や腰にかけて、あそこやここで更る更る痛んで来る事は地獄で鬼の責めを受けるように、二六時中少しの間断もない。
— 正岡子規 『病牀苦語』 青空文庫
お祖父様がお祖父様だから、というところから強制され、生じる無理は、家庭を支配する空気の中に二六時中何か否定的方面の作用を営んでいることは、誰にも推察される。
— 宮本百合子 『花のたより』 青空文庫
一八三〇年前後のパリがそれを中心として二六時中たぎり立っていた「成上り」の慾望と焦心がトゥール生れの彼をもはっきり掴んだのであった。
— 宮本百合子 『バルザックに対する評価』 青空文庫
バルザックは、パリの大群集に自身もその一人として混って、笑顔をもって行われ、内実は血を噴くような悪計、音もなく新聞にもかかれぬ深刻な悲劇が、二六時中起って消えつつあるのを経験し、総てそれらの悲喜劇こそは「万人の渇望する金銭」をめぐっての事件であることをバルザックは看破した。
— 宮本百合子 『バルザックに対する評価』 青空文庫
作例 · 標準
彼は仕事の締め切りに追われ、二六時中パソコンに向かっている。
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最近、彼女はあのことばかり考えていて、二六時中落ち着かない様子だ。
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その店は二六時中営業しているので、いつでも買い物ができる。
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