打ち所
うちどころ
名詞
標準
spot (where one was hit)
文例 · 用例
しかし高等動物になると、そういう融通がきかなくなって、針一本でも打ち所次第では生命を失うようになる。
— 寺田寅彦 『天災と国防』 青空文庫
この方は御身分に批の打ち所がない。
— 桐壺 『源氏物語』 青空文庫
何処か打ち所が悪くって気絶をなさったのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
何処か打ち所が悪くつて気絶をなさつたのです。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
しかし、整然とした威儀を正した食卓で、紳士淑女がなに一つ非の打ち所のない典雅さでフォークを使っている真最中に於てでも、いきなりパンだけは手掴みだ。
— 横光利一 『欧洲紀行』 青空文庫
美しく品位のある顔かたち、学問才芸と家政の切りまわし、夫に仕え、子供を教育する仕方、何ひとつ非の打ち所はなかった。
— 倉田百三 『光り合ういのち』 青空文庫
一通は自分の弟宛で、お別れのためのものであり、もう一通は、首都にいる高官宛で、非の打ち所のない嘆願状である。
— 一つの追憶 『勇子』 青空文庫
忠五郎は鈴木に仕えてから数年になるが、何等非難の打ち所のない程身持もよかった。
— THE STORY OF CHUGORO 『忠五郎のはなし』 青空文庫
作例 · 標準
例句