南無八幡
なむはちまん
表現感動詞
標準
O Great God of Arms, I beseech your aid against my enemy
文例 · 用例
と瞑目して深く念じて放ちたる弦は、わが耳をびゅんと撃ちて、いやもう痛いのなんの、そこら中を走り狂い叫喚したき程の劇痛に有之候えども、南無八幡!
— 太宰治 『花吹雪』 青空文庫
あはれ南無八幡大菩薩も照覽あれ、瀧口時頼が武士の魂の曇なき證據、眞此の通り』と、床なる一刀スラリと拔きて、青燈の光に差し付くれば、爛々たる氷の刃に水も滴らんず無反の切先、鍔を銜んで紫雲の如く立上る燒刃の匂ひ目も覺むるばかり。
— 高山樗牛 『瀧口入道』 青空文庫
南無八幡大菩薩、稲荷大明神、金比羅大権現、七福神……千手観音……五百羅漢……。
— 岸田國士 『風俗時評』 青空文庫
南無八幡大菩薩、どうぞ足どめをしてお返し下さいますように――。
— 林不忘 『煩悩秘文書』 青空文庫
「南無八幡大菩薩、我が生国の日光権現、宇都宮那須|湯泉大明神、願わくは、あの扇の真中を射させ給え。
— 第十一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
南無八幡大菩薩、と心に唱えれば鋒矢は弦を離れた。
— 第四巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
南無八幡大菩薩、頼朝に事を成し遂げさせ給うか、また、ここに生命を召し給うか。
— 吉川英治 『源頼朝』 青空文庫
うまくポンとやってくれ、頼ま、頼ま、新九郎の兄哥、おっと、南無八幡大菩薩さま!
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
作例 · 標準
「南無八幡! 我が矢に力を貸し与え、敵の将を射抜かせたまえ!」
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弓の名手として知られるその武将は、戦場で「南無八幡」と唱えてから弦を引いた。
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古典文学には、絶体絶命の危機に陥った兵士が「南無八幡」と叫ぶ場面がよく登場する。
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