断所
だんしょ
名詞
標準
文例 · 用例
御還幸の後、記録所を再興し、親しく政をみそなはせ給ひ、雑訴決断所を置いて訴訟を決せしめ給ひ、武者所を設けて、武士の進退を掌らしめられた。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
それから、良人に叱られるやら、私は私で泣くやらで、変な事になりましたが、子供の云った事が気になりますので、良人が出勤した後で、私は易断所へまいりました。
— 田中貢太郎 『母の変死』 青空文庫
そこでは、「決して間違いはありませんよ、此の卦は動いておりますから、生きております」 と言われましたが、そんなことでは安心ができませんから、又三四軒の易断所へまいりましたが、どこでも皆同じような卦でしたから、稍安心して家へ帰りました。
— 田中貢太郎 『母の変死』 青空文庫
猶以御裁断所仰御座候以上。
— 伊波普猷 『ユタの歴史的研究』 青空文庫
まさか「天下の政道を取|捌く決断所での琴三味線」「自分のなぐさみ気ばらしをやらるる」重忠様もなかったであろう。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
茲に於てか、自然、大西洋横断所要日数の短縮が、主な汽船会社の激烈な競争となりつつある矢先だった。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
場合によっては縛め捕り、検断所の役人へ渡してやろう」 そこで後を追っかけた。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫
夜が相当深いので、往来を通る人もなく、夜警にたずさわる検断所の武士も、他の方面でも巡っているのであろう。
— 国枝史郎 『南蛮秘話森右近丸』 青空文庫