大兵肥満
だいひょうひまん異読 たいひょうひまん
名詞
標準
big portly man
文例 · 用例
あるちょっとした腫物を切開しただけで脳貧血を起して卒倒し半日も起きられなかった大兵肥満の豪傑が一方の代表者で、これに対する反対に気の強い方の例として挙げられたのは六十余歳の老婆であった。
— 寺田寅彦 『追憶の医師達』 青空文庫
もう夜が明けておるのに……バ……バ……バケモノとは……」 方丈の明障子をガタガタと押開けて大兵肥満の和尚が顔を突出したが、これも見かけに似合わぬ臆病者らしく、早や顔色を失って、眼の球をキョロキョロさせていた。
— ――博多名物非人探偵 『狂歌師赤猪口兵衛』 青空文庫
が、大兵肥満の上に鎧を着ていたので、どうにもならず、翌日の暮方、天満橋の辺に、水死体となって上った。
— 菊池寛 『真田幸村』 青空文庫
相手の船は一間あまりも開いてしまったので、大兵肥満の彼は身を跳らせて飛び込むことは出来ない。
— 薄雲の碁盤 『半七捕物帳』 青空文庫
大兵肥満の甘利は大盃を続けざまに干して、若侍どもにさまざまの芸をさせている。
— 森鴎外 『佐橋甚五郎』 青空文庫
妻は尋常より小きに、夫は勝れたる大兵肥満にて、彼の常に心遣ありげの面色なるに引替へて、生きながら布袋を見る如き福相したり。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
筋骨|逞ましい大兵肥満の黒々した巨漢と振袖然たる長い羽織を着た薄化粧したような美少年と連れ立って行くさまは弁慶と牛若といおう乎、髯奴と色若衆といおう乎。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
判明した材料というのは次の三つで、第一は長助が十八貫めもあった大兵肥満の男だったということ、第二はまえにもいったように葛飾在の草|相撲上がりであったということ、それから第三は非業の死をとげた三日ほどまえにその職務に従い、牛込の藁店でだんなばくちを検挙したということでありました。
— 南蛮幽霊 『右門捕物帖』 青空文庫
作例 · 標準
大兵肥満の男性が、狭い座席に座ろうとして苦労していた。
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彼は昔から大兵肥満で、貫禄があった。
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その大兵肥満の紳士は、いつも陽気だった。
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