関流
せきりゅう
名詞
標準
文例 · 用例
川北朝鄰は内田五観門人として、関流宗統の算家であったが、俳諧においては馬場氏の伝を受け、晩年富士山下に隠棲して、多く富士の景色を詠んでいる。
— 三上義夫 『芸術と数学及び科学』 青空文庫
内実は学閥外の天才者流たる会田安明が関流の学閥に反抗した真剣の争いであったと見たい。
— 三上義夫 『芸術と数学及び科学』 青空文庫
会田は山形の人、江戸に出て関流の数学を学ばんとしたが、覇気に富める彼は、関流の学閥に屈することができないで、藤田定資に対抗して一大論争を惹起するに至った。
— 三上義夫 『和算の社会的・芸術的特性について』 青空文庫
会田は才気の優れた人物であるが、秘伝を主とする当時においては、関流の門に入らなければ秘伝を受ける便宜がない。
— 三上義夫 『和算の社会的・芸術的特性について』 青空文庫
藤田は関流の大立物という地位を擁してともかく尊大に構えている。
— 三上義夫 『和算の社会的・芸術的特性について』 青空文庫
その諸流派の中で最も盛大なのが関流であった。
— 三上義夫 『和算の社会的・芸術的特性について』 青空文庫
会田安明が流外にあって、この関流の最大権威と対抗せんとしたのは、剛胆なる彼にして初めてよくなし得るところであった。
— 三上義夫 『和算の社会的・芸術的特性について』 青空文庫
この対抗が続けば続くだけ、会田は益々自信を強めたらしく、いかにしてか関流の秘伝算書も多くその手に入り、発明創意もまた次第に多きを加うるに至った。
— 三上義夫 『和算の社会的・芸術的特性について』 青空文庫