持てはやす
もてはやす
動詞-五段-サ行動詞-他動詞
標準
to praise extravagantly
文例 · 用例
縁起、マジナイの類は、今日少しく学問あり、知識あり、事理を解するものの、一笑に付し去りて顧みざるところなりといえども、現に御幣担ぎ連の持てはやす以上は、必ずしかるべき原因あることなるべし。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
予は僅に二三の京阪の新聞紙を読んで、国の中枢の崇重しもてはやす所の文章の何人の手に成るかを窺い知るに過ぎぬので、譬えば簾を隔てて美人を見るが如くである。
— 森鴎外 『鴎外漁史とは誰ぞ』 青空文庫
げに人傳に聞きつる如くおとなびて見え給へど、世の人の美しとてもてはやす類の姿貌にはあらざるべし。
— IMPROVISATOREN 『即興詩人』 青空文庫
わが宿は花もてはやす人もなし何にか春の訪ねきつらん 宮は涙ぐんでおしまいになって、香をとめて来つるかひなくおほかたの花の便りと言ひやなすべき と返しを申された。
— まぼろし 『源氏物語』 青空文庫
高潔な人間ともてはやすのも表面だけで、その実、高潔な人間を尊敬している訳ではない。
— または チチコフの遍歴 第一部 第二分冊 『死せる魂』 青空文庫
文学者を国家の装飾のようにもてはやす西洋の事だから、ダヌンチオはその席に群がるすべての人から多大の尊敬と愛嬌をもって偉人のごとく取扱かわれた。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
そして、世間がもてはやすのもあたりまえだと、自分の未熟を恥ずかしく思ったのでした。
— 小川未明 『二人の軽業師』 青空文庫
もっともあのころは、こんな早死の才人のことを、もてはやす風潮も一方にはあった。
— 柳田国男 『故郷七十年』 青空文庫
作例 · 標準
新進気鋭の作家としてメディアがこぞって彼を持てはやす。
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一時的なブームでもてはやすのではなく、本質を見極めるべきだ。
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彼女の独特なファッションセンスが、若者の間でもてはやされている。
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