凹ませる
へこませる
動詞-一段
標準
to dent
文例 · 用例
そうして何等かの策略で吾輩を凹ませるために、君をここへ連れて来るんだな……と気が付いたから、ドッコイその手は桑名の何とかだ。
— 夢野久作 『ドグラ・マグラ』 青空文庫
すると、神童といふものは、期せずして東西同じやうに、相手の武器を奪つて相手をへこませることを心得てゐるものとみえる。
— 芥川龍之介 『才一巧亦不二』 青空文庫
勝負を争ふといふ形に重きをおくのが、論議の最も原始的な、幼稚な証拠であつて、日本人は相手をへこませるために、一番破壊的な手段、つまり、対手が触れてゐない点へ問題を引き曲げて行く攻撃法をとりたがる。
— 岸田國士 『続言葉言葉言葉(その二)』 青空文庫
) けれども、孔子をへこませるような立派な政治上の意見は、彼の頭の中のどこにも用意されていなかった。
— 下村湖人 『論語物語』 青空文庫
まともに顔を見なかったり口先だけで物を言ったりするやり方で、僕をへこませるとでも思ってるんですか。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
先代の殿さまは長門守|知幸といって、これもずいぶんと我の強い人だったが、なにか右衛門に対して心残りなことがあったとみえ、もはや御臨終というばあいに及ぶと――山治をへこませることができなかったのは今にしては無念である。
— 山本周五郎 『思い違い物語』 青空文庫
それから眼力と謂って遠目の利くこと、じっと物を見つめて相手をへこませる力、こういう点にも元は傑出した人が多かったが、細かな書物の字を読むようになって、その力はたちまち衰えて、都会の青年は半分は眼鏡を掛けている。
— 柳田国男 『木綿以前の事』 青空文庫
つまりは威勢よく相手をへこませる文芸であった。
— 柳田国男 『年中行事覚書』 青空文庫
作例 · 標準
駐車場の柱にこすって、新車のフェンダーを凹ませるなんて一生の不覚だ。
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彼は自慢げに話していたが、論破されて周囲の前で恥をかき、鼻柱を凹ませることになった。
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強い衝撃でヘルメットの表面を凹ませるようなことがあれば、すぐに買い替えるべきだ。
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