下宿代
げしゅくだい
名詞
標準
文例 · 用例
チェーホフの芝居に出て来る下宿代を払わない老人のように、澄ましこんでいる。
— 織田作之助 『土曜夫人』 青空文庫
下宿で借りるということも考えられたが、それも下宿代が二人分滞っている上に、まだいくらか現金を借りていたから、到底実行出来そうもなかった。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
そうして野崎と僕の部屋で三人一緒に下宿したら、下宿代は助かる。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
」 尻を突きだしたじじむさい中腰で寝床の方へ歩いて行きながら、安二郎は、(誰がなんちゅうても豹一から下宿代を取ってこましたるぞ)と、力んだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
あいつはもう一人前の月給取やさかい、父親には下宿代を渡さんならん義務があるネや。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
貰うべき下宿代も貰えなかったのだ。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
主人の云うところによると、森本は下宿代が此家に六カ月ばかり滞っているのだそうである。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫
打ち明けた御話をすると、実は少し下宿代を滞おらしていたので、話をしたら雷獣とそうしてズクが面倒をいうだろうと思って、わざと断らずに、自由行動を取りました。
— 夏目漱石 『彼岸過迄』 青空文庫