これと言った
これといった
表現連体詞
標準
(any) particular
文例 · 用例
ところがですな、きまった俸給と、そのほかに何やかやと――まあ臨時加俸とか、賞與金とか、追加手當とか、膳部料とか、それから一時賜金とか――そんなものを除いては何ひとつその、つまりこれと言った資産になるような、重みのある金はないというわけなんです。
— ドストエーフスキイ 『永遠の夫』 青空文庫
しかし、私たち「泣かない」三十代の文学者にはこれといった仕事をする人間がいない。
— 織田作之助 『中毒』 青空文庫
なぜなら目新しいであるとか、これといった特徴がなければ、演繹の取っかかりもなくなる。
— A STUDY IN SCARLET 『緋のエチュード』 青空文庫
あとは屋根裏に別段これといったものはなく、ただアメリカ生活中の書類とか日記とかが雑多にあるだけ。
— THE FIVE ORANGE PIPS 『橙の種五粒』 青空文庫
これですよ」 話すまもぶきみにたえないといいたげな身ぷりをしながら、手まねでこれといったので、そのこれといった伝六の指先でさし示している方角を見守ると、右門の眼光は同時にぎろりと光って、ことばに鋭さが加わりました。
— 生首の進物 『右門捕物帖』 青空文庫
自分の頭の働きにも自信はなし、ほかにこれといった取柄もないとあきらめている彼は、しょっちゅう彼女に結婚を申込んで、ほかの男の言うことは、要するに空念仏に過ぎないと、ほのめかすのであった。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
――「わたしの言葉には、別にこれといったことも、ないようですし……第一、お気を悪くさせようなどという考えは、毛頭なかったのです。
— ツルゲーネフ 『はつ恋』 青空文庫
裏手にはこれといった所もなく、ただ廊下の窓が馬車小屋の屋根からなら届きそうだったくらいだ。
— A SCANDAL IN BOHEMIA 『ボヘミアの醜聞』 青空文庫
作例 · 標準
これと言った特徴のない、ごく普通のマンションだった。
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風邪をひいたが、これと言った症状もなく、すぐに治った。
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これと言った趣味もなく、休日は家でゴロゴロしている。
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