弁疏
べんそ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
excuse
文例 · 用例
燕王|弁疏する能わざるところありけん、佯りて狂となり、号呼疾走して、市中の民家に酒食を奪い、乱語妄言、人を驚かして省みず、或は土壌に臥して、時を経れど覚めず、全く常を失えるものゝ如し。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
」 謙三郎はいかんとも弁疏なすべき言を知らず、しばし沈思して頭を低れしが、叔母の背をば掻無でつつ、「可うございます。
— 泉鏡花 『琵琶伝』 青空文庫
わたくしは、ならば女乞食の背でも撫でゝ弁疏してやり度い気になります。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
「被告ダメス王の鼻よ、汝に於て弁疏せむと欲するところあれば速に述べよ」 ダメス王の鼻は面倒臭そうに唯一言、「弁疏無し」 と答えました。
— 夢野久作 『鼻の表現』 青空文庫
それについて孟子が種々と王を追窮したので、売詞に買詞、王も種々|弁疏し牛は死を恐れ、羊は鳴かずに殺さるる由を説くべく気付かなかったのだ。
— 羊に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
又失敗するにつけて運命を顧みて弁疏させる必要もない。
— 有島武郎 『惜みなく愛は奪う』 青空文庫
熱の下がったのに連れて始めて貞世の意志が人間らしく働き出したのだと葉子は気がついて、それも許さなければならない事だと、自分の事のように心で弁疏した。
— 有島武郎 『或る女』 青空文庫
美妙にも必ず同情すべき気の毒な事情があったろうと思うが、平生誰とも交際わないから自然文壇の同情が薄く、同情したいにも同情するだけの材料を持ってる者がなかったから、蔭にも日向にも美妙のため弁疏する事が出来ないで、新聞紙の報道を半分虚伝と思いつつも暗々裡に認める外はなかった。
— 内田魯庵 『美妙斎美妙』 青空文庫
作例 · 標準
彼は、遅刻の理由をあれこれ弁疏しようとしたが、信じてもらえなかった。
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裁判では、被告が自身の行動を弁疏する場面があった。
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彼女は、失敗を認めた上で、事情を弁疏した。
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