怪我勝ち
けががち
名詞
標準
winning accidentally
文例 · 用例
」「恐らく怪我勝ちにござりましょう」「石渡頼母の三男などは代稽古の技倆ということだが、葉之助とは段違いだそうだ。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
「松崎道場では石渡殿を、手こずらせたという事です」「いやそれも怪我勝ちだそうで」「では今度ももしかすると怪我勝ちするかもしれませんな」「そう再々怪我勝ちされてはちとどうも側が迷惑します」「黙って黙って!
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
元より拙者とても皆目の盲剣術、唯今のは怪我勝ちでもござろうなれど、ご挨拶でござれば名乗り申す。
— 吉川英治 『剣難女難』 青空文庫
――思うに赤壁の一戦は、彼らの怪我勝ちというもので、こんな地の利を遊ばせておくようでは、まだまだ周瑜も孔明も成っておらぬ」 敗軍の将は兵を語らずというが――曹操は馬上から四林四山を指さして、なお、幕将連に兵法の実際講義を一席弁じていた。
— 望蜀の巻 『三国志』 青空文庫