種なし
たねなし
名詞名詞-の形容詞
標準
seedlessness
文例 · 用例
命がなくなりゃア種なしだ。
— 国木田独歩 『郊外』 青空文庫
これにて二銭種なしとぞなりける。
— 幸田露伴 『突貫紀行』 青空文庫
鳥目を種なしにした残念さ うっかり買たくされ卵子にやす玉子きみもみだれてながるめり 知りなば惜しき銭をすてむや これより行く手に名高き浪打峠にかかる。
— 幸田露伴 『突貫紀行』 青空文庫
かう見物人の一人が言ひましたので手品師は ――いかにも、みなさん、わたしは手品の種を失ひましたが、種なしでも上手にやつてのけませう。
— 童話集 『小熊秀雄全集-14』 青空文庫
たとえば子持縞に錠を染め出すとか、温州の種なしみかんの絵とか、山吹の花を表したものなぞである。
— 夢野久作 『街頭から見た新東京の裏面』 青空文庫
この種子の萎縮して出来ないものが彼の種なしの干葡萄サンレーズンスである。
— 牧野富太郎 『植物記』 青空文庫
「今の若いものは、嫁入るとすぐ子を産むじゃないか」「いやあね、どうでもいいわ、そんなこと」「弱かあるまいかと思うからさ……そう云えば佃さんは顔色がいつもよくないな、佃さんが子種なしであろうかしらて」 伸子は本気になって、「やめて頂戴、そんな話」と遮った。
— 宮本百合子 『伸子』 青空文庫
島田の方もその時にどんな風かは知れず、たとえどんな仲よい同胞にしろ自分の妻子をかかえ経済的波瀾の激しいとき、共力するにしろ種なしでいられては大分僻易らしいから。
— 一九四三年(昭和十八年) 『獄中への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
このブドウは種なしなので、子供でも安心して食べられる。
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「皮ごと食べられる種なしの品種を探しているんですけど。」
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近年の品種改良により、種なしの果物が市場に多く出回るようになった。
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標準
lacking the material needed to do something
作例 · 標準
「金なし種なしでは、商売を始めるなんて無理な話だよ。」
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元手となる資金が種なしの状態では、これ以上の投資はできない。
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何の準備も種なしで挑んでも、成功する確率は低いだろう。
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