蹌踉き出る
よろめきでる
動詞
標準
文例 · 用例
米袋を担いだ石倉屋は竈の脇へ隠れて、また袋を降さず扉の外へよろめき出ると、しばらく梢を仰いで空想に耽り、思ひ返しては裏口へ入らうとする、さう云ふ見るからに思案にあまつた息苦し気な、とつおいつの動作を繰り返してゐた。
— 牧野信一 『心象風景(続篇)』 青空文庫
」 悲涙にむせんだお艶、前を乱した白い膝がしらに畳をきざんで、両手を空に上り框までよろめき出ると、「えいッ!
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
そのついたばかりの広場の街燈の下から、よろめき出るようにして、フラフラする足を踏みしめ踏みしめ走つて来る彦之丞。
— 三好十郎 『おスミの持参金』 青空文庫