遺族扶助
いぞくふじょ
名詞
標準
survivor's benefit
文例 · 用例
それは学校教員・警察官その他待遇職員の未亡人たちが遺族扶助料をもらいながら再婚し、しかも扶助料をとりあげられぬため、内縁関係にしているのがおびただしい数にのぼるので、東京府の恩給掛はこの際徹底的に調べて、内縁でも再婚している未亡人の扶助料は即刻とりあげると声明しているのである。
— 宮本百合子 『私の感想』 青空文庫
学校教員・警官の遺族扶助料というものが、はたして子供まである一家の生計をささえてゆくに足りるほどの額であるだろうか?
— 宮本百合子 『私の感想』 青空文庫
「一人一合|扶持なんかで、食ってゆけるもんか」 区長さんのところから、出征軍人の遺族扶助米として、月に二三度届けてくれる僅かの米袋を見るたびに、母は何かに欺されたもののように怒って、米袋を投げつけた。
— 徳永直 『戦争雑記』 青空文庫
んで、まあ、同じことなら、とにかく、国がこんだけの戦さしているんだ、戦争に出て――すると、遺族扶助料だってもらえるから……とても、この悲壮な気になって――会社の友だちやなんかに送られて出かけたんですがね――したら、いきなり、こんな山ん中の豚小屋みたいな仮兵舎にたたきこまれて、穴掘りです。
— 三好十郎 『胎内』 青空文庫
国家の制度においても、また昔の家族生活の精神とは矛盾するものがあるので、官吏の恩給とか遺族扶助とかいう規定の如きはその顕著なるものであり、種々の社会的施設とてもまた同様である。
— 津田左右吉 『日本精神について』 青空文庫
割合若くから恩給はつくし遺族扶助料もつく。
— 戸坂潤 『世界の一環としての日本』 青空文庫
今あの人にもしものことがあって御覽なさい、――あとはもう雀の涙ほどの遺族扶助料がおりるきりじゃありませんか。
— ドストエーフスキイ 『永遠の夫』 青空文庫
作例 · 標準
労災で夫を亡くした妻は、遺族扶助の申請を行った。
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公務員のA氏が殉職し、その遺族には手厚い遺族扶助が支給されることになった。
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「万が一のことがあっても、遺族扶助があるから安心だね」と、夫が保険証書を見ながら言った。
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遺族扶助の受給資格について、社会保険労務士に相談した。
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