邪曲
じゃきょく
形容動詞名詞
標準
wickedness
文例 · 用例
けれどもその頼りがないといふのはないといふ方が邪曲なのだとは知つてゐる。
— 小林秀雄に 『小詩論』 青空文庫
それでゐて私自身頼りがなく思ふのだから私は邪曲だ。
— 小林秀雄に 『小詩論』 青空文庫
だが實際に「は」と發音されてる日本語を、故意に「わ」と書くやうな彼等の方法は、國語をその正しき發音通りに書くのでなくして、却つてこれを音痴的に邪曲惡化するものである。
— 萩原朔太郎 『ローマ字論者への質疑』 青空文庫
特にその最後の言を見よ、地下の釈迦も定めし迷惑であろうと、これ何たる言であるか、何人か如来を信ずるものにしてこれを地下にありというものありや、我等は決して斯の如き仏弟子の外皮を被り貢高邪曲の内心を有する悪魔の使徒を許すことはできないのである。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
世上多少の半英雄、市井幾多の半聰明の徒は、皆此の亢る氣の習を有して居て、其の爲に功を遂げず、業敗れて終に邪曲欹側の氣の習を抱くに至るものである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
「悪き人はその生ける日の間つねに悶え苦しむ……その耳には常に怖ろしき音きこえ、平安の時にも滅ぼす者これに臨む……彼は富まず、その貨物は永く保たず、その所有物は地に蔓延らず……邪曲なる者の宗族は零落れ、賄賂の家は火に焚けん」という。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
正邪曲直なんてむずかしい問題は別として、ただ気の毒で、いたわしくっていけない」 三四郎ははじめて与次郎を感心な男だと思った。
— 夏目漱石 『三四郎』 青空文庫
この裏面には継母の邪曲も潜むのであった。
— 江見水蔭 『怪異暗闇祭』 青空文庫
作例 · 標準
窓の外では、弱雨(じゃくう)が静かに降り続いている。
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ハイキングの予定だったが、弱雨なので中止せざるを得なかった。
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弱雨の中、傘もささずに歩く人の姿があった。
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