迂生
うせい
代名詞
標準
I
文例 · 用例
「伊沢磐安の宅は迂生二十歳の頃に見し所を記憶す。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
迂生事、昨年七月より近郊にて(現今のところ)約六|反歩の土地つき家屋を借受け、昨秋切花用として芍薬二千株程植付け候。
— 相馬泰三 『新らしき祖先』 青空文庫
迂生昨年五月以来、一晩も欠かさず冷水浴を継続致居り候為めか、身体の工合致つて宜しく、明けて四十二歳になるが人々にはどうしても三十五歳にしか見えぬ由に候。
— 相馬泰三 『新らしき祖先』 青空文庫
嘉永七甲寅神無月上浣於武江※〔繍〕眼兒臺藤田氏之墨香塾勢州雲出之迂生松浦竹四郎源弘誌早々
— 松浦武四郎 『他計甚※(竹島)雜誌』 青空文庫
「愚見を申し上げるよりも、これをお手もとにお納め置き下されば、迂生の万言にも勝るかとぞんじます」「これはいずこの絵図か」「名づけて、平蛮討治図とも、南方|指掌図ともいっております。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
――で、迂生は多年の間、ひそかに蛮地へ人を遣って、その風俗習性や武器戦法を調べおき、かたがた、南蛮国の地理をつぶさに考察して、遂にこの一図を成したものにござります。
— 出師の巻 『三国志』 青空文庫
英国人が常識的健全なのは紅茶ばかりのんでそうして原始的なるビフステキを食うせいだと論ずる人もあるが、実際プロイセンあたりのぴりぴりした神経は事によるとうまいコーヒーの産物かもしれない。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
阿蘭陀の通事たちに、シロオテの日本へ渡って来たわけを調べさせたけれど、シロオテの言葉が日本語のようではありながら発音やアクセントの違うせいか、エド、ナンガサキ、キリシタン、などの言葉しか聞きわけることができなかったのである。
— 太宰治 『地球図』 青空文庫
作例 · 標準
例句