ムラート
ムラート
名詞名詞-の形容詞
標準
mulatto
文例 · 用例
ペンクは名実共にゲハイムラートであって、時々カイザーから呼立てられてドイツの領土国策の枢機に参与していたようである。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
ゲハイムラート以下皆往復共に四等客車に収まって行った。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
これは日本と関係のないよその話ではあるが、自分の知るところでは一九一〇年ごろのカイゼル・ウィルヘルム第二世は事あるごとに各方面の専門学術に熟達したいわゆるゲハイムラート・プロフェッソルを呼びつけて、水入らずのさし向かいでいろいろの科学知識を提供させて何かの重要計画の参考としていたようである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
医師は患者に苦い薬を飲ませる場合に最中やオムラートに包んで服用させる、患者はそれで利くと段々と信じ、かつ馴れて苦い薬も飲むようになるのである。
— 岡本綺堂 『当今の劇壇をこのままに』 青空文庫
今の劇壇はこのままでいいとは、急激な苦い薬を飲ませずに、最中やオムラートで包んで飲ませようの謂である、私は常にそう思う。
— 岡本綺堂 『当今の劇壇をこのままに』 青空文庫
段々トルストイの小説をよむようになり、「コサック」や「ハジ・ムラート」に感動した。
— 宮本百合子 『作者の言葉(『貧しき人々の群』)』 青空文庫
トルストイのコサックや傑出した短篇「ハジ・ムラート」を読むだけでいい、帝政時代の権力は、自分たちをこやすために搾取するための植民地、属国、だましやすい辺土の住民としてだけ彼等を思い出した。
— 宮本百合子 『五ヵ年計画とソヴェト同盟の文化的飛躍』 青空文庫
一月二十日〔以下空白〕〔一月中の重要なる出来事〕 十五日「三太郎の日記」読了 二十六日「ハジ・ムラート」読了二月十一日(日曜) 佐藤功一氏来訪、父母が御留守なので、私が御目にかかってお話をする。
— 一九一七年(大正六年) 『日記』 青空文庫
作例 · 標準
彼は自らのムラートとしてのアイデンティティを、独創的なアート作品の中で表現している。
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その小説の主人公はムラートとして生まれ、二つの文化の間で葛藤しながら成長していく。
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歴史の授業で、中南米の植民地時代の階級社会におけるムラートの立場を学んだ。
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ウィキペディア
ムラート は、ラテンアメリカおよび北アメリカでヨーロッパ系白人と、アフリカ系の特に黒人との混血を指す言葉である。ムラットともいう。なお、女性だけを指していう場合はムラータ (Mulata) という。
出典: ムラート — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0