有り高
ありだか
名詞
標準
amount on hand
文例 · 用例
徐庶が来たと取次いでくれ」 外の客は、しきりと訪れていたが、童子はなお気づかないものの如く、栄うる者は自ら安々辱めらるる者は定めて碌々南陽に隠君有り高眠|臥して足らず と、歌いながら、梢の鳥の巣を仰いでいた。
— 孔明の巻 『三国志』 青空文庫
そこで釣寄せて置いて……ほんありがた山の蜀魂、一声漏らそうとは嬉しいぞえ嬉しいぞえ」 と妙な身振りをして、「それなら、実は此方も疾からその気ありだから、それ白痴が出来合|靴を買うのじゃないが、しッくり嵌まるというもンだ。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
あなたも年頃の孫娘がおありだから、思ひ当りもあらうと思ふが、老人の衰えをふせぐためにも、身辺に若者の世界があることは、何かと結構であるらしい」 皮肉の言へる左門ではなかつた。
— ――夢と知性―― 『吹雪物語』 青空文庫
「森さんはお母さんばかりか、お祖母さんもおありだから、お嫁さんはお骨が折れましょう」という噂を聞いて、いっこくな祖母は腹を立てて、「何も私は急に出て来たのではない。
— 小金井喜美子 『鴎外の思い出』 青空文庫
ポリーナ わかってるわ、そう言って逃げをお打ちになるのも、わたしのほかに、身近な女の人が、幾らもおありだからよ。
— ЧАЙКА 『かもめ』 青空文庫
そのあたまがおありだから、あたしよりも刀がかわいいのに不思議はございませんとも――もう何も伺いたくはございません!
— 乾雲坤竜の巻 『丹下左膳』 青空文庫
「貴方は女の方たちににんきがおありだから、これからもきっと招待があると思います、そんなときはなにを措いてもお受けにならなければいけません、これだけはよく覚えていらっしゃらないと」 そして警告するような笑いかたをした。
— 山本周五郎 『いさましい話』 青空文庫
十一月八日(日曜) マチネーありだから十時半に起きる。
— 昭和十一年 『古川ロッパ昭和日記』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日有り高について考えている。
有り高という言葉は日本語で重要だ。
彼は有り高の意味を理解している。
この文には有り高が含まれている。