花見時
はなみどき
名詞
標準
(cherry) blossom season
文例 · 用例
天気がよくて暖かくてなんだか東京の花見時分の心持ちでした。
— 寺田寅彦 『先生への通信』 青空文庫
ちょうど花見時で、おまけに日曜、祭日と紋日が続いて店を休むわけに行かず、てん手古舞いしながら二日商売をしたものの、蝶子はもう慾など出している気にもなれず、おまけに忙しいのと心配とで体が言うことを利かず、三日目はとうとう店を閉めた。
— 織田作之助 『夫婦善哉』 青空文庫
が、何しろ、顔中真っ白けに白粉は塗ってるし、女の着物は着ているし、姐さん被りまでしているので、花見時でもない、寒中、飯場の外に飛び出すという冒険は、できなかった。
— ――生きる為に―― 『山谿に生くる人々』 青空文庫
なか子は、お花見時は随分埃が激しいけれど、月が赤くつていゝとか、汽車へ乗るのは何年振りだらうとか、平気な顔をしてゐる。
— 林芙美子 『朝夕』 青空文庫
一 まず第一に挙げたいのは、花見時の上野に好く見掛けたホニホロである。
— 淡島寒月 『梵雲庵漫録』 青空文庫
頃は向島の花見時、一方口の枕橋近辺に其れとなく見張って居りますので、往来の人は立止りますくらい、文治は遥か離れて向島より知らせの来るのを待受けて居ります。
— 三遊亭圓朝 『後の業平文治』 青空文庫
源平団子と云う菓子屋はいつもこの「生徒さん」達ににぎわされ、その少しさきにある、料理屋兼旅人宿は、花見時、競馬時でなければたちよる人の影もまれである。
— 宮本百合子 『農村』 青空文庫
たゞ目下は花見時とやら、それに平博見物人の為に未曾有混雑で函館桟橋あたりでは大へんだといふ事ですから旅の途中がひどいから皆様に御心配をかけますが、人がゆきゝする所ですから、私も何うかうんと注意して思切って旅に上りたいと思ってゐます。
— 知里幸恵 『手紙』 青空文庫
作例 · 標準
今年も花見時がやってきたので、公園はたくさんの人々で賑わっている。
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桜の開花予報が出され、人々は花見時を心待ちにしている。
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「花見時を逃さず、満開の桜を見に行こう。」
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