官道
かんどう
名詞
標準
文例 · 用例
「あなたは福のあるお人で、われわれの神にささげることは出来ないのです」 かれらは汪のいましめを解いて、昨夜来の無礼をあつく詫びた上に、官道までつつがなく送り出して、この事はかならず他言して下さるなと、堅く頼んで別れた。
— 夷堅志 『中国怪奇小説集』 青空文庫
本邦でも異邦でも蛇が往来|稀ならぬ官道に夏日臥して動かぬ事がある。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
蛇教えのままに身を伸ばして官道に横たわり居ると、棒持った人が来て蛇を見付けると同時に烈しくその頭を打ったので、蛇の頭痛はまるで何処へ飛んでしまった。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
蛇は犬の奸計とは気付かず爾来頭が痛むごとに律義に犬の訓え通り官道へ横たわり行く。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
その子両親に似ざれば官道に棄つるを、インド人拾い取りて諸の手工や踊りを教え夜中これを売る。
— 猴に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
よって懲らしめのため神社跡地の樹林を伐り尽さしめんと命ぜしも、この神林を伐ればたちまち小山崩れて人家を潰す上、その下の官道を破るゆえ、事行なわれず。
— 南方熊楠 『神社合祀に関する意見』 青空文庫
翌日は、二人は、何喰はぬ顔で、自動車で、ダウジアイから、分岐点のジリンを経て、約四十キロのリボンのやうな官道にゆられてゐた。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
林業試験所のある、トラングボムで一寸降りて、そこで、富岡と加野は、それぞれの用事を済ませて、また、自動車は、もの淋しい鉛色のうねうねとした官道を、すくんすくんと音をたてて走つて行く。
— 林芙美子 『浮雲』 青空文庫
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官道(かんどう)とは、日本の国家によって整備・管理・維持がなされた道路を指す。
出典: 官道 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0