立ち処
たちど
名詞
標準
文例 · 用例
(天罰は立ち処じゃ、足四本、手四つ、顔二つのさらしものにしてやるべ。
— 泉鏡花 『眉かくしの霊』 青空文庫
それよりもぐずぐずしていて森虎造に見つかってごらん遊ばせ、立ち処に生命はありませんよ。
— 海野十三 『鍵から抜け出した女』 青空文庫
もし漢青年が今日のように切迫した時局を知ったなら、彼は立ち処に故山に帰り、揚子江と銭塘口との下流一帯を糾合して、一千年前の呉の王国を興したことだろう。
— 海野十三 『西湖の屍人』 青空文庫
立ち処に殺されちまうぞ」「ウン、誰にもきかんで、見付けちまおう」「見付ける方策が立っているのか」「うんにゃ、そういうわけでもないが、プログラムを探偵すれば、何々子という名前がきっと判るよ」「それで安心した。
— 海野十三 『間諜座事件』 青空文庫
第一、傍まで行った者の話にはあの邸の周囲には厳重な塀がめぐらされている上に、大小二つの門は、いつも閉まり、それに強い電気が通じてあって、もしそれに間違って触る者があれば、立ち処に生命を堕とすという話じゃ。
— 海野十三 『地球盗難』 青空文庫
いいですか、およそ人間たるものが、心臓を失ったら、立ち処に死んでしまうでしょう。
— 烏啼天駆シリーズ・2 『心臓盗難』 青空文庫
しかしその証明は、立ち処につきました。
— 海野十三 『崩れる鬼影』 青空文庫
彼らは、その勝れた頭脳でもって、人間たちを立ち処に征服してしまうかもしれない。
— 海野十三 『○○獣』 青空文庫