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恣にする

ほしいままにする
表現動詞-サ変-する
1
標準
to abuse
文例 · 用例
新鮮な色彩が眼に、芳醇な香が鼻に、ほろ苦い味が舌に孰れも魅力を恣にする
岡本かの子 異国食餌抄 青空文庫
斯様にして権力の濫用を恣にする政治家は、事の真偽、理の当否を調査することなしに、只一概に大掴に、否むしろ虚を実と誣ひ、直と曲を邪み、何でもかでも思想の向上、流布を妨止するのであるとも思はざるを得なかつた。
平出修 逆徒 青空文庫
されば郷屋敷田畝は市民のために天工の公園なれども、隱然(應)が支配する所となりて、猶餅に黴菌あるごとく、薔薇に刺あるごとく、渠等が居を恣にする間は、一|人も此惜むべき共樂の園に赴く者なし。
泉鏡太郎 蛇くひ 青空文庫
彼も人生を諸行無常のメリーゴーラウンドと感じて、楽みを恣にするときの人間の哀れさを胸に覚え出したためでしょうか。
岡本かの子 生々流転 青空文庫
世に天才の名を恣にする人達の間にも真にわが霊の匂を知り、言葉のかげひなた、ものの媚、色あひ、幽かな色触香響の末の末まで嗅ぎわけて常に怪しい悲念にかき暮れ得る高貴な心の所有者は極めて少い。
北原白秋 桐の花 青空文庫
遊戲に日をおくるは咎むべきならねど、あまりに情を放ちて自ら恣にするさまも見えき。
IMPROVISATOREN 即興詩人 青空文庫
自然に対する驚異、又は自然力に対する恐怖、知識と体感との程度が低ければ低いほど、その無法な想像の力が根本の要求と共に跳梁を恣にするのである。
田山録弥 エンジンの響 青空文庫
各人が自己の物質欲を恣にするという事はかえって個人性を没することになる。
西田幾多郎 善の研究 青空文庫
作例 · 標準
市場を独占した企業が価格を恣にするのは、公正な競争を妨げる行為だ。
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部下を自分の駒のように恣にする上司のやり方に、周囲は反感を抱いている。
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彼女は持ち前の美貌を武器に、周囲の男性たちの心を恣にしている。
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